ショーや舞台に必要なスタッフ

雑学関連

みなさんは将来どんな仕事をしたいか希望はありますか?最近では職業が多様化して、どのようにキャリア形成をしていこうか悩んでいる方も多いと思います。今回は、私が携わっているテレビやショービジネスにおいて、どんな仕事があるのかを紹介しようと思います。もし、そういった分野に興味がある方の参考になればと思います。また、文化祭やイベントなのでショーやお芝居をやりたいと考えている方にとっても、役割分担の目安にしていただけたら幸いです。

■ 役割の前に

役割の紹介の前に最も大切なことをお伝えします。それは、”何のために” どういったことを行うのか明確にすることです。
・お金儲け
・ボランティア
・地域活性化
・就職のための経験
など、目的は様々なことが考えられます。しかし、お芝居やイベントを行うにはお金がかかります。そして、ほとんどのケースにおいて資金に限りがあると思います。まず一番初めに何の目的でどれくらいの予算で運営をし、利益を追求するのかしないのかを明確にしましょう。この方向性は、すべての役割担当者が理解していなければならず、みんなが同じ目的で一つのことを成し遂げようと足並みを揃えることが運営の成功のコツとなります。

■ プロデューサー(お金とスケジュール管理者)

このポジションが総責任者で、営利目的の団体においては企業の従事者、いわゆる正社員が担当することが多いポジションです。

この企画でこれだけの儲けを出したい。

ならばこれぐらいの資金で作品を実現しなければならない。

この資金なら、人件費はこれくらいで、揃える道具や施設はこれぐらいで、を計算。

ではあの人を起用しよう。あの人が打ち合わせや稽古に呼べる日程はいつだろう。その次は3人の役者がいないと稽古が成立しないな。3人が全員揃えられる日はいつだろう。作品の完成まであと何日しかないから、それまでに何とか仕上がるようにスケジュールをしなくては。

依頼した道具はいつ完成するかな。役者がその道具を使う稽古日までに準備が間に合うかな。おいおい、日付を間違えていただって??どうしよう、その日にその使いたい道具がないな。代わりの物を調達するか、それとも日程を変更できるか。

のように、ヒト・モノ・カネ・時間・情報などの、いわゆる経営リソースを回すポジションとなりますので、かなり忙しいです。ただ、作品が仕上がったときは、自分がその代表者となるのでやりがいがかなりあるポジションとなります。大体のプロデューサーはアシスタントとして経験を積み、自立していきます。

■ ディレクター(いわゆる監督と呼ばれる人)

このポジションはお芝居やショーの内容や詳細を考えるポジションで、専門職としての従事者が担当することが多く、個人事業主や契約社員などが担当することもあります。

まったく真っ白な状態からストーリーを考え台本を作成する時もあれば、すでにある作品をその人なりにアレンジして作品を仕上げるというケースもあります。
どういう人物を何人登場させて、各人物のキャラクター設定や表情の作り方、どういう場所でどういった演技を行うかなど、作品を一旦漫画として描き、それを本から飛び出させて立体化させるようなイメージの仕事を行います。

そして、それをプロデューサーにおねだりします。笑

そりゃ、10人くらいトップスターの俳優を起用したい!と言ってその案が通れば多くの視聴者を引き付けられるでしょうし、特殊効果も最新のものを多く導入し、使用する道具はすべてハイブランドにしましょうなんてことになればなんてきらびやかな作品に仕上がるでしょうか!

しかし、これ買って!とねだる子供に対してママがダメ!と一蹴することがあるのと同様に、プロデューサーは企業の利益を出すために必死なので、何でもかんでもOKは出しません。
限られた資源の中でいかにやりくりできるかを考えつつ演出を考える仕事内容となります。
そして、こちらも大体がアシスタントから経験を積んで自立することがほとんどですが、事前に物事を決める形の仕事であるプロデューサーと違い、その場その場でライブな動きを求めらるため、かなりシビアで向き・不向き、又は情熱・やる気が仕事を継続できるかのカギになる傾向があります。

■ 出演者

若者が最もあこがれるポジションはこちらではないでしょうか。
・舞台俳優
・映画俳優
・テレビタレント
・歌手
・お笑い芸人
・モデル

など、様々なタイプがありますね!しかし、これらのほとんどは個人事業主として活動することとなり、正社員として活動できるのは広報担当などでない限りは稀でしょう。

■ 運営技術者

こちらは作品の本番を行う上で必要なスタッフで、多くが専門学校を卒業してその道を目指します。
・音響・音声
・照明
・施設管理(舞台機構操縦者)
・撮影
・メイク(ヘアメイク)
・衣装

などの担当があります。もともとの専攻を社会人になってから変更することもできなくはありませんが、かなり大変になるので若い段階から興味を持って業界に入社することが多いです。それぞれのスタッフは作品の制作会社本体の会社員や個人事業主である時もありますが、大体はそれぞれ専門の会社に入社し、そこから作品本体の制作企業に依頼されて派遣として業務をすることが多いでしょう。(これらの仕事はなんとなくイメージしやすいと思いますが、詳別の記事に記載することも検討しようと思います。)

■ 美術技術者


こちらは、本番前に必要なものの準備をする担当で、
・舞台セット担当
・大道具担当
・小道具担当

などがあります。舞台セットとはステージなどに常設されるもので、幕や椅子など、その施設を使うならばどんな時にでも使われるものの用意やメンテナンスを担当します。なので、基本的には利用される施設の従事者が担当となります。
また、大道具はその作品にのみ使われることが前提のセットのことを言い、例えば桃太郎のお芝居を行うのであれば、背景画や船、木などを製作する担当になります。小道具は役者が手にもって使用する道具を担当します。なので、物がどんなに大きくても手にもって使用すれば小道具ですし、どんなに小さくても、例えば道に生えている数cmの草でも大道具になります。笑
道具の担当は専門学校や美術系の大学卒業者がなることが多く、こちらも道具制作専門の会社に入社して、作品本体の制作企業から依頼を受けて作業をするケースが多いです。

他にも細かい担当をあげれば出てくるのですが、今回はここまでにします。将来何がやりたいかわからない方々の道しるべ、またはイベントを企画しようとしている人に、こんな感じでやることを手分けしていけばいいんだなといった参考になれば幸いです!

※ こんな記事も記載してみたのでよければ一緒に見てみてください!
  参考記事:文化祭やお遊戯会でお芝居をやりたい方へ



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