こんにちは!ひなぴー7のメンバー、おすずです!今回も前回に引き続き、DJが行っている操作についての記事を記載したいと思います。尚、前回記載した記事は下記の通りです。良かったらこちらも参考にしてみてください!
前回の記事:DJって何をやっているの?形式によって異なるDJの操作!~音楽番組編~
そして、今日はクラブやディスコなどで音楽を流しているDJが、具体的にどんな操作をしているのかを記載したいと思います。DJは、たまに見かける存在ではあるものの、調べないことには理解できない。でも調べるほどのことでもない。そんな小さな疑問の解消ができればと思い、今回の記事を記載します!
■ 音楽再生と次の曲のモニタ
まず、そりゃそうなんですけど、クラブやディスコにいるDJは、音楽を再生します。どうやって再生するのかは上記のリンクにある前回の記事にも記載をしていますが、再生ボタンを押すだけです。ただ、クラブDJやディスコDJにはセオリーがあります。それは、2曲を一度に管理しているということです。
どういうことかというと、みなさんもDJってなんとなく2つのターンテーブルを構えているイメージはあると思います。そして、実際に2つ以上なければ成立しません。
ではその理由を説明していきます。片方のターンテーブルにセットされた音楽は、実際にスピーカーから流れています。そしてもう一方ですが、これから流す準備をしている曲が再生されています。
ん?どこから??
そうですよね、一度に2曲同時に流したら変な音楽になってしまいますよね??ではどこで再生されているのか。それは、DJが装着しているヘッドホンから流れています。一番上の画像でも身に着けているように、DJはヘッドホンを必ず使いますが、理由が次の曲を聴くためです。ヘッドホンで次の曲を聴くことをモニタすると言い、それ用に使われるヘッドホンをモニタヘッドホンといいます。
ちなみに、一般的に私たちが音楽を聴くために使うようなヘッドホンはリスニングヘッドホンと言います。これらの違いは、モニタ用は録音されたそのままの状態の音源を再現することに適したヘッドホンで、リスニング用は高音を強くや低音をより響かせるなどチューニングがされたヘッドホンとなります。
■ モニタしている曲の調整
では、次の曲をモニタして、その後どうするのかを説明します。作業としては、
① 次に流す曲を、自分が持っている曲の中から選曲してターンテーブルにセットする。
② 曲をヘッドホンから聴く。
③ スピーカーから流れている音楽とBPMを調整する。
④ 次の曲を流すタイミングを決める。
⑤ 次の曲を流す。
となり、これらをスピーカーから流れている音楽が終わる前に作業を完了させなくてはいけません。
一見簡単そうに見えますが、これが中々難しく事前の段取りや練習は必ず必要です!
ところで、、、BPM??
なんだかわからないですね。BPMはビート・パー・ミニットの略で、ビート / 分 です。
要は、その曲で手拍子をするなら、1分間に何回叩くかという意味です。
ちなみに、心肺蘇生法って知ってますか?呼吸が止まってしまった人に行う、両手で心臓をぎゅっぎゅつと押すやつですね。これの速度についてよく言われるのが、アンパンマンマーチと同じ速さで押すと良いなんて言われるのですが、その速さというのがまさにBPMのことで、アンパンマンマーチは112BPMと言われています。
話がそれましたが、DJはモニタをしながら、スピーカーから流れている音楽、又はモニタしている音楽のBPMを調整し、同じ速さに調整します。
この作業がめちゃめちゃ難しいんです!
スピーカーから流れている音楽を聴きながらヘッドホンから流れる音楽を聴き、音の速さを変更するつまみをさわりながら調整を行い、それをスピーカーから流れている音楽が終わる前に完了させなくてはいけないのです。
もし時間があったら試しにやってみてほしいんですが、どこかUSENなどのBGMが流れている場所へ行き、適当に自分のiPhoneなどで別の音楽をイヤホンから再生し、どちらの曲が早くて遅いのか10秒くらいで判断してみてください。相当な集中力を要するはずです。
ところで、もしその作業をしようと思ったらあなたはきっと、片耳はUSEN、もう片耳はiPhoneの音楽を聴いて判断すると思います。そして、DJってヘッドホンを片耳しか当ていないイメージがありませんか?まさに同じで、片耳でスピーカー、もう片耳でヘッドホンの音楽を聴いているから、DJはヘッドホンを片耳しか当てないんです!
■ モニタしている曲の再生準備(BPM調整の必要性)
BPMが調整できたら、次はいよいよ曲をスピーカーから流します。ところで、DJが流す曲って、違う曲がテンポよく切れずにどんどんつながって再生されていくイメージはありますか?もしわからなければ、Youtubeなどで適当に、DJ、Mixなどと検索をするといろいろ出てくるのですが、参考までにこちらのDJさんのリンクを貼ってみます。
DJ:ジョンピーチさん
彼女のように、クラブやディスコのDJは常に音楽を絶やさないように再生をし続けていて、曲と曲を続けて流すことをミックスするといいます。
このミックスをするには準備が必要で、
① 連続する前後の曲のBPMを合わせる。
② 曲を入れ替えるタイミングを決める。
③ 機材を操作する。
という手順を行います。
まず、なぜBPMを合わせることが必要なのかというと、また手拍子の話をすると、基本的に1つの曲って手拍子の速さは常に一定ですよね?急に早くなったり遅くなったりしたら、少なくとも違和感を感じると思います。
そこで、先にスピーカーから流れている曲から、急に手拍子の速さが変わった曲が再生されると、聴いているお客さんは絶対、ん?と違和感を覚えます。
以前の記事でこんな内容を記載しているのですが、
過去の記事:DJの定義って?やってみたいけど、どうやるの??
DJは音楽を使用して雰囲気づくりをすることが任務となりますので、いびつな環境を提供することはあまり好ましくないんですね。なので、基本的にはお客がお酒を飲んだり友人たちとワイワイ会話を楽しんだり、または踊ってみたりということを違和感なくさせてあげたいんです。
そんな違和感を覚えさせず、スムーズに曲をどんどんつなげていくには、このBPM調整という作業が必要不可欠なんですね。
そして、曲の切り替えなのですが、1つの音楽は、イントロから始まってサビがきて、最後にアウトロで曲が終わりますよね。でも、先ほどから申している通り、クラブやディスコのDJは曲をどんどんつなげていきます。そして、お客さんをずっと音楽に浸らせるためには、終わりを聴かせるのは好ましくないんです。なので、曲のアウトロより前に曲を切り替えるのがセオリーとなっています。もちろん、DJの演出の仕方によってはその限りではありません。あくまでも基本のお話となります。
そして、そのタイミングはDJ次第なのですが、大体がサビの歌詞終わりで次の曲に切り替えるDJが多い傾向にあります。そして、やっぱり、いきなりバツっと次の曲に切り替えるのは違和感となります。
なので、大体のDJは、前からスピーカーから流れている曲の音量を徐々に小さくしていき、次に流したい曲の音量を徐々に大きくしながらスピーカーから流し、最終的に前の曲の音量を消し、次の曲を流します。こういった手法をクロスフェードなんて言ったりもしますが、まあ大体のDJはミックスと言いますかね。ちなみに、クロスフェードやミックスの具体的なDJ機材の操作のやり方はいろいろあるので、ここでは割愛します。このようにして、DJは曲を絶やさず再生していくのです。
■ キューイング
そして、そのミックスをする前に、最後にやらなくてはいけないことがあり、それがキューイングです。キューイングとは頭出しのことを言うのですが、何の頭出しかというと、次の曲の頭出しですね。次の曲をどこから出すかを決め、その頭を前にスピーカーから流れている曲のどこから合流させるのかを決めるんです。
ところで、DJはレコード盤を手で触って、チュクチュク音を出しているイメージがありますよね?
実は触っているのはそれをするためだけでなく、キューイングを行っているためでもあるんです。レコード盤でお話すると、手で押さえないとレコード盤は回転して曲がどんどん進んでいっちゃうじゃないですか?かといって回転を止めておき、スタートボタンを押して回転をゼロから始めると加速が足りずに今度はタイミングを逃してしまうんです。だから、手でレコード盤を戻して、曲頭をキープしてるんです。だからDJはレコード盤を触っているんですね。
そして、前の曲のタイミングが来た時に、触っていた次の曲のターンテーブルから手を放すことで曲を合流させます。言うのは簡単なんですが、この作業非常に難しく、練習が必要です。
ちょっと想像してほしいのですが、現場でこのようなキューイングをやるとして、サビ終わりに次の曲を合流させると決めたものの、失敗してタイミングを逃した場合、どう軌道修正できそうでしょうか?
仮に1番の歌詞終わりであれば2番がくるでしょうが、もしアウトロ前のサビであった場合は、もうサビはきません。しかし、多くのお客さんは次の曲を期待しています。かなり焦りますよね。そんなプレッシャーと闘いながら、DJは現場に立っています。
■ クラブやディスコDJにとって最も重要なこと
以上のように、DJは現場に立つにはかなりの練習が必要です。BPMを調整するなんて、ちょっとやそっとの練習で身につくものではありませんし、キューイングだって狙ったタイミングに常に乗せるということも難しいです。
ところで、最近タレントがDJをしている姿を見かけたりしませんか?さすがだなと思っている方もいらっしゃると思います。
しかし!
今は機材の性能が上がったんです!もうモニタなんて必要なくて、ボタン一発でBPMは合っちゃいますし、今までは音を聴きながらターンテーブルで合わせていたキューイングのタイミングも、PCのソフトウェアで可視化されているので、目で見ればここだというタイミングもわかりますし、万が一そのタイミングがずれてしまっても、どれだけずれているのかがわかるんです。
もっと言えば、歌詞のないEDMなんて使った時には、もう失敗してるんだかわからないですね!
以前に比べて気軽にDJができる時代になったのです!
しかし、この2点だけはそんな現代でも注意しなくてはいけません。
・その曲、お客さんは聴きたがっていますか?
・その曲、あなたは知っていますか?
このポイントがDJをやる上で最も重要です。前提として、DJは音楽を使って環境演出を行うので、多くの音楽を知っているに越したことはありません。
そして、その知識をもって、今お客さんがどんな音楽を欲しているのかを見極めなければなりません。
例えば、お酒を飲んだ男女が距離を近づけ、耳元でささやきながらゆったりと踊っていたとします。
そこに、「イエーイ!盛り上がってるかーい!?」なんてテンションで選曲されたらどうでしょうか?
また、踊りたそうにうずうずしている人たちがいる中、バラードをかけたらどうでしょう?
直感的に違うとわかりますね。なので、DJはまずお客をみてどんな曲を流すか見極め、そのためには多くの曲を知っている必要があるということです。
また、DJはたまにリクエストを受けます。そのリクエストを流す、又は流し終わった際、曲を知らないとキューイングのタイミングを逃しますね。
よって、技術的な部分は機材に頼れるようになった一方、本質的な部分はそのDJ次第であるということは今も過去も変わらないことです。
■ まとめ
ちょっと長くなってしまいましたが、今回はここまでにします。いかがでしたでしょうか。人の気持ちを音楽を使ってコントロールする。そんなことができたら楽しいと思いませんか?この記事を読んでくれた方の趣味の拡張に貢献出来たら幸いです。
今回も最後まで読んでくださってありがとうございます!